日本時間の17日、石破茂首相は南米ペルーの首都リマを訪問中に、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談を行った。この会談では、北朝鮮による核およびミサイル開発、さらにはロシアとの間で進展する軍事協力について、両首脳が深刻な懸念を共有した。特に北朝鮮がロシアへの派兵を行う可能性など、安全保障に関わる情勢が緊張感を増していることを踏まえ、両国はアメリカを含めた3カ国で緊密に連携を進めていく方針を確認した。
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今回の首脳会談は、先月ラオスで実施された会談以来、約1カ月ぶりとなる。冒頭で石破首相は、「現在の厳しい安全保障環境を考慮すると、日韓および日韓米の協力関係を継続的に強化することが重要だ」と述べ、両国間の協力の必要性を強調した。一方、尹大統領も「北朝鮮がロシアに派兵する可能性など、現在の国際情勢は一層緊迫化している。こうした状況の中で、韓国と日本がこれまで以上に緊密に連携していくことが必要だ」と応じ、協力体制の重要性について一致した。
また、来年が日韓国交正常化から60周年を迎える節目であることも踏まえ、両首脳は両国の関係を「未来志向でさらに発展させていく」という共通の目標を確認した。さらに、北朝鮮による日本人拉致問題についても話し合われ、尹大統領は日本政府の解決に向けた取り組みを改めて支持する姿勢を示した。
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