ロシア、ウクライナ和平案を模索か? ザハロワ報道官が「現実的な提案」を求める

 ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は21日、ロシアの利益とウクライナ現地の情勢を反映した「現実的な」和平案を検討する用意があると述べた。この発言は、ウクライナ紛争解決に向けたロシアの立場を示すもので、交渉のテーブルに戻る可能性を示唆している。

 ザハロワ報道官は、「ロシアは交渉に柔軟であり、現実的で非政治的な提案を検討する用意がある」と語った。また、「われわれの利益を考慮した」和平案のみを検討することを強調している。「鍵となるのはわが国の利益、現地の状況、関連協定の順守の保証を考慮することだ」と述べ、ロシアの国家利益と現地の状況が和平案の基礎となるべきだというロシアの立場を明確にした。

 ロイターの関係筋からの情報によると、ウラジーミル・プーチン大統領は、次期アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプとのウクライナ停戦合意についての話し合いに前向きである。しかし、領土問題で大きな譲歩を行うつもりはなく、ウクライナに対して北大西洋条約機構(NATO)への加盟を断念することを求めている。


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